商品の説明
李氏朝鮮時代の白磁の花瓶です。
時代はおそらく後期から晩期、分院里の官窯で焼成されたものと推察されます。
器台全面に灰白色の釉薬をかけ、平底には褐色の砂が付着しています。両正面に洒脱な筆遣いで、浅間山のような裾野を広げた青花の山容がうっすらと描かれます。首元は三段にくびれております。
酒器に手頃な大きさです。適当な持ち重りで、口元は酒焼けしたように育っております。ただ私見では、徳利に見立てるにはやや無理があります。やはり花を生ける用途に特化した器と見るべきでしょう。
先年、亡くなった名古屋の好事家の遺愛の品でした。たいへんセンスのよいお洒落な方で、生涯独り身を貫き、決して高額ではなくとも筋目のよい古美術コレクションに囲まれて暮らしておられました。
伝世の骨董品ですので、無数の擦過傷やスレがありますが、貫入や欠けや窯キズのない完品です。桐箱や極めのようなものは残念ながらありません。
良さを認めていただける方にお譲りしたいです。
高さ17センチ
#古道具
#坂田
#骨董
#アンティーク
#ブロカント
#民芸
#古美術
商品の情報
カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > アンティーク雑貨商品の状態目立った傷や汚れなし発送元の地域大阪府